資料に貼る、メールで送る、Webに載せる。用途ごとに必要な解像度と画質は違います。判断基準を整理しました。
2026-08-27
スマホで撮った写真は1枚4〜8MBあります。これをそのまま資料に貼ると、10枚で50MBを超えてファイルが開かなくなります。ただし闇雲に縮めると、印刷したときに粗が出ます。
用途を決めれば、必要なサイズは一意に決まります。
| 用途 | 長辺 | 形式・画質 | 1枚の目安 |
|---|---|---|---|
| 資料・スライドに貼る | 1600px | JPEG 80% | 200〜400KB |
| Webサイトに載せる | 1200px | WebP 75% | 80〜150KB |
| メールに添付する | 1000px | JPEG 70% | 100〜200KB |
| SNSのアイコン・サムネイル | 400px | JPEG 85% | 30〜60KB |
| 印刷に回す | 3000px以上 | JPEG 95% または PNG | 2MB〜 |
多くの場合、元の5〜10%まで落ちます。 6MBの写真が300KBになる計算です。
スライドは通常1920×1080です。1枚に画像を大きく貼っても、実際に表示されるのは横1600px程度。それ以上の解像度を持っていても、画面上では捨てられています。
印刷は事情が違います。A4に写真を大きく載せるなら、300dpiで約3500px必要です。印刷が絡むときだけ、大きいまま残してください。
写真ならJPEG。 自然画のような色が連続的に変化する画像に最適化されています。
図・スクリーンショットならPNGかWebP。 JPEGは輪郭のはっきりした線を苦手とし、文字や罫線の周りに「モスキートノイズ」と呼ばれるにじみが出ます。スクリーンショットをJPEGで圧縮すると読みにくくなるのはこのためです。
WebPは両方いける。 同じ画質でJPEGより2〜3割小さくなります。主要なブラウザは対応済みですが、古いソフトで開けないことがあるので、社外に渡すファイルには使わない方が無難です。
写真なら70〜80%で見分けがつきません。60%を下回ると、空のような滑らかな階調にムラが出始めます。
図やスクリーンショットは前述の通りJPEGに向かないので、画質を上げるのではなく形式を変えてください。PNGにすれば画質の劣化はゼロです。
見落とされがちですが、スマホの写真には撮影場所の緯度経度と撮影日時が埋め込まれています(Exif情報)。
自宅で撮った写真をそのままSNSに上げると、座標が付いたまま公開されることがあります。主要なSNSは投稿時に除去しますが、メールやチャットで直接送るファイルには残ります。
画像を一括リサイズ・圧縮で変換すると、処理の過程でExifが失われるため、位置情報も撮影日時も自動的に消えます。 縮小と同時に安全になります。
これで9割の場面は足ります。